ライティング

コピーライティングの秘奥義”インサイト”とは?具体例付きで解説!

はじめまして。まよです。
本日は、私のwebサイトにお越しいただきありがとうございます(^^)

 

「インサイト」ってご存知ですか?

web上でモノやサービスを売る上で欠かせない技法であるコピーライティング。

コピーライティングの技法には様々なものがありますが、最終的に商品を購入するという後押しをするための技法として「インサイト」があります。

このインサイトを取り入れることで、さまざまな理由で購入を迷っているお客様に対して、最終的に「ポチッ」と購入に導くことができるんです!

そんな魔法のような「インサイト」。文章にどのように取り入れていけば良いのか、詳しく解説していきます。

本記事がおすすめな人

・購買意欲を上げる文書が書けない
・ブログを書いても周りと同じような内容になってしまう
・最後の一押しがいつも足りない

 

コピーライティングの基礎を学びたい方は、こちらの記事も合わせてみてみてくださいね。

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インサイトってなに?

インサイトとは、「消費者の隠れた心理」のことを指します。

本人も気づいていない本音や、世の中でまだ知られていない新事実を話すことで、読み手に納得感を与えることができるのです。

 

モノを売るという観点において、「顧客ニーズ」という言葉はよく耳にするかと思います。

お客様のニーズをより深く探ることで、本当に必要としているものを作り上げることができるので、顧客ニーズもとても重要なものです。

「インサイト」はこの「顧客ニーズ」よりも、もっと深いところにある「買う」という行為の動機となる部分です。

例えば、お客様が「欲しい」と思うモノやサービスを生み出すことはビジネスの基本ですよね。この時、「欲しい」気持ちと同時に生まれる「本当に使うかな」などネガティブな気持ちをどれだけ理解できるかがとても重要です。

「なぜ買うのか」の動機を深く深く理解できると、買わない理由を先につぶして商品開発をすることができます。

少し難しい考え方なので、次からは具体例を出して解説したいと思います。

インサイトを活用した大企業の成功事例

このインサイトを利用して成功した事例はたくさんありますが、ある大企業の例を3つ出してみようと思います。

1.マクドナルド 「クォーターパウンダー」

マクドナルドが嫌いな方はおそらくいないのではないでしょうか。

私も大好きですが、ファストフードのハンバーガーを食べる時に気になるのは、野菜も少ないし脂っこくて、ちょっと健康に悪そうということです。

マクドナルドを食べる時はいつも「健康に悪いだろうな・・・なるべく食べない方が良いのだけど・・・」という罪悪感を覚えるのは私だけではないでしょう。

この時のインサイトはこうです。

「不健康かもしれないけれど、やっぱり食べてしまう。あのハンバーガーとフライドポテト、おまけにコーラを食べているときに感じるちょっとした罪悪感がたまらない!」

このインサイトを活かした商品が「クォーターパウンダー」なのです。
マクドナルドのコア層に向け、背徳感をあおる高カロリー商品を提供するのが企業側の価値提供です。

2.ハーゲンダッツ

言わずと知れた高級アイスのハーゲンダッツ。普段はなかなか手が出ないけど、自分へのご褒美などにちょっとした贅沢で買う方も多いのではないでしょうか。

今やどちらかと言うと「大人のアイス」のイメージですが、販売当初、アイスは子供の食べ物のイメージが強かったのです。

この時のインサイトはこちら。

大人でも、デザートやちょっとしたご褒美として楽しむことができる、濃厚で上品なアイスクリームが欲しい。

ここから生まれたのが、「ハーゲンダッツ、大人のための高級アイスクリーム」なのです。

3.大戸屋

大戸屋という定食屋さんをご存知ですか?

定食屋さんというと、なんとなく男性が行くイメージがありますよね。女性が1人で入るのは恥ずかしいと感じる方もいらっしゃるのではないかと思います。

女性だっておいしい定食が食べたいのに、なんとなく1人で入るのが恥ずかしい。1人で入って食事しているところをできるだけ他人に見られたくない。

このようなインサイトを元に店舗を作った大戸屋。実は店舗は地下や2階に多くあります。店内も女性が1人でも過ごしやすい雰囲気であるだけでなく、出店場所にまで顧客にインサイトが深く考えられていることに驚かされます。

ブログでの使い方

企業の事例で何となくイメージがつきましたか?

コピーライティングの技法として、「インサイト」がどれだけ重要かがお分かりいただけたかと思います。

では、ブログではどのように活用すれば良いのでしょうか。私のブログを例に解説していきますね。

まず、ブログを書き始める前に大切なことは、「誰のどんな悩みを解決してどんな理想未来に連れていくか」を決めること。

そのために、読んでもらいたい人(ペルソナ)の悩み、不満、願望などをできれば100個ほど考えます。

例えば、私のペルソナは「在宅ワークで月収30万円を目指す、接客業しかしたことのないアラフォーの主婦」です。

そんな人の悩みは、

「接客業は年中無休。長期休暇も取りにくく、これから子供が大きくなったら、家族みんなの休みを合わせるのが大変になるな」

「子供が小学生になったら、小1の壁をどう乗り越えるか今から不安」

「子供にこれからお金がかかる。今の仕事では収入アップは見込めない」

などを思い浮かべました。

ブログのペルソナが決まっていない方は、まずはそこから入念に作りこみましょう!

悩みを深ぼりする

悩み、不満100個は、1つの悩みに対してどんどん深ぼっていくことでより深く想像することができます。

<悩み>

「接客業は年中無休。長期休暇も取りにくく、これから子供が大きくなったら、家族みんなの休みを合わせるのがますます大変になるな」

「子供が小学生になったら、小1の壁をどう乗り越えるか今から不安」

「子供にこれからお金がかかる。今の仕事では収入アップは見込めない」

なぜそう思う?
・休みが満足に取れない環境では、子供をいろんなところに連れて行ってあげられない

・子供を学童に預けるために、あらゆる仕事の調整をしなければならないし、そもそも預けられるかが不透明。

・今の職場では給料は頭打ち。収入を上げるには転職するしかない。

それでどうする?
・家族の休みを合わせて家族と過ごす時間を増やしたいし、収入を増やして子供のやりたいを全て叶えてあげたり、老後の不安を解消したい。

本当の願望は?
・自分のスキルを上げたい。他のことにも挑戦したい。
・「自分」としての生き方にもう一度向き合いたい。子供がいるからとキャリアを諦めたくない

こんな風に悩みを深掘りすることで、このブログのペルソナは、「単に在宅ワークで30万円が稼ぎたい」わけではなく、「家族時間を大切にしながら、自分のスキルアップもできるような新しい挑戦ができる環境を求めている」ことが分かりますよね?

例えば「在宅ワーク 主婦 40代」と検索している人がいるとして、

「40代でもできる在宅ワークが知りたい」のではなくて、本当は「40代でも在宅ワークで稼げるのか」の不安の方が大きいのかもしれない。

この場合は、40代でもできる在宅ワークの紹介の記事に、「40代でも在宅ワークができる根拠」などを盛り込むと、「できるかも!」と思ってもらうことができます。

 

他にも、「仕事 辞めたい」と検索した方がいるとして、

「仕事が嫌で辞めたい」のではなくて、本当は「仕事を辞めたいと思っている人が、再度気持ちを立て直す方法が知りたい」のかもしれない。

このように、悩みをどんどん深掘り、本人でも気づいていない隠れた本音を具体的に提示してあげることで、

「どうしてわかったの?」
「こんな情報が欲しかった!」

と感動が生まれ、読者の心を動かすことができるのです。

最後に

相手の心の中まで深く想像し、本当の”欲しい”を引き出す「インサイト」。

このインサイトはコピーライティングにおいて、秘奥義と呼べる技法です。

コピーライティングの基本的な技法を用いて書いた文章でも、必ずネガティブな要素が生まれるものです。それを払しょくし、購入への最後の一押しをするのがこのインサイトなのです。

これをマスターするだけでライティング力が上がるだけでなく、さまざまコンテンツで応用できるので、ビジネスのスキルも上がります!

ぜひ活用してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)